商業科 未来Ⅲ
ビジネス系の知識・技術
このコースでは、将来社会人となって仕事をしていくときに、直接役立つビジネス系の知識や技術を勉強します。ですから、高校卒業後すぐに就職する人はもちろん、大学や短大などに進学して、その後で仕事に就く人にとっても、たいへん役立ちます。実際多くの大学では、それぞれの学部の専門の勉強以外にも、ビジネス系の検定資格が取れる講座を設定して、学生に取得を勧めています。京都明徳では、これらの知識や技術を高校生のうちから無理なく少しずつ学べるので、その分の時間や費用も節約できます。
「簿記」「情報処理」
特に力を入れているのが、簿記検定と情報処理検定の取得です。3年生になると、なんと90%が検定2級、40%が検定1級まで合格しています。そしてこのような頑張りは、自分に自信を持つことにつながり、他のいろいろなことに積極的にチャレンジする姿勢を育てます。簿記とは、お金や商品の流れを一定のルールに従って記録・計算するための勉強で、企業の活動の根本に関わる、とても大切なもの。社員に取得を義務づけている企業もあります。また情報処理はコンピュータに関する勉強で、もはや社会人にとってなくてはならない基本的なスキル。ここでは、ビジネスソフトウェアの使い方からプログラミング技術まで、幅広い分野を学ぶことができます。これらの検定の上級資格を取得すると、就職だけではなく、大学の推薦入試を受験する際にもとても有利になります。
将来を見すえた力
商業科の学習のもう一つの特色として、生徒たちの「教え合い」を学習方法として取り入れていることがあります。商業科の資格の学習は、級ごとに行うことが多いのですが、その際に、すでに合格している生徒が、まだ合格していない生徒に教えることで、教えられる側だけでなく教える側も理解が深まるというメリットがあります。また、自分の知っていることや考えていることを、うまく相手に伝えるにはどうしたらよいか、というコミュニケーションの勉強にもなります。これからの時代は、単なる知識や技能だけでは不十分。豊かな人間関係を築く力が必要です。
未来社会コースⅢ (旧 対人能力コース) 過去の進路実績
以前に比べ、商業科から進学を目指す生徒がぐっと増え、しかも進学する分野も多様化しています。なぜ?と思う人もいるかもしれません。しかし、理由は簡単!商業科で学ぶのは「お金」「経済・経営」「コンピュータ」に関する勉強。どんな仕事に就いたとしても間違いなく役立つ勉強だからです。高校生のうちにこれらの勉強をして身につけておくことは、大いに役立つことなのです。
【合格先】
- 滋賀大学
- 同志社大学
- 立命館大学
- 龍谷大学
- 同志社女子大学
- 大谷大学
- 花園大学
- 京都学園大学
- 追手門学院大学
- 大阪産業大学
- 大阪商業大学
- 大阪学院大学
- 環太平洋大学
- 京都経済短期大学(奨学生)
- 他
【就職先】
- (株)エフピコ中部
- (株)川勝總本家
- 京都青果合同(株)
- (株)京都ホテル
- 近畿産業信用組合
- (株)熊彦
- 京滋綜合警備保障(株)
- 航空自衛隊
- 佐川急便(株)関西支社
- (株)DNPテクノパック関西
- 松尾大社
- 都証券(株)
- 山崎製パン(株) 他
TEACHER’S MESSAGE
ビジネスで活躍する人を育てます!
二宮 庸介
「商業って、どんな勉強するの?」よく耳にする言葉です。簡単に言うと、社会で活躍するために必要な知識・技能を習得するための勉強をします。みなさんは、高校・大学・専門学校卒業後、「生活する」ために働くことになります。どうせ働くなら、興味のある仕事をして、活躍したいと思いませんか。国語、数学・・・といった勉強は、ビジネスの世界で直接役に立つことはありませんが、商業で学ぶ、経済(ビジネス)、簿記、情報(パソコン)は、直接役に立つのです。仕事を選ぶ・活躍するには、知識・技能が必要なのです。普通科の人たちは大学で、商業科の人たちは高校+大学で学びます。どちらが、知識・技能を習得できるか一目瞭然ですよね。商業科の勉強は、普通科にはない魅力があります。それは、何か・・・。みなさんで是非、感じてください。商業の魅力に取りつかれた普通科出身の私が言うから間違いありません。「商業ほど魅力的な学問はない。」
カリキュラム
☆各数字は週あたりの時間数を表す。
1年 |
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2年 |
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3年 |
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※1 総合的な学習で[The 明徳]を実施。のこりは課題研究をもって替える。
※2 [マーケティング+商品開発][財務会計Ⅰ+原価計算][ビジネス情報+プログラミング]のうちいずれか1つを選択。
※3 いずれか1科目を選択。